外壁塗装の闇

知らないと後悔する
正しい工事と
正しくない工事

知らないと後悔する外壁塗装の闇

昼間、皆さんがお家に帰ってきたとき、ふとおウチの塗装が色褪せていたり、謎の汚れに気づいたり、下手をすると、なんかひび割れてるかも・・・なんてことはありませんか。もしそんなことがあったら、まず頭に浮かぶのが外壁塗装です。今は、塗装屋さんのチラシがポスティングされたり、住宅地を車で走っていると足場で覆われた家を見たりと、外壁塗装工事は、とても身近なものになっています。だから、皆さんも、外壁が傷んできたと思ったら、外壁を塗りなおそう、となるわけです。外壁のついでに屋根を塗るのも、今では珍しくありません。しかし、外壁塗装工事をお客様から依頼される私たちの側にしてみると、外壁塗装は、ただ外壁に塗料をぺたぺた塗って終わる、という仕事ではありません。外壁を塗装するというのは、おウチの外の部分、つまり外装の一部である外壁に塗料を塗るという工事にすぎません。しかし、本当に大切なのは、「おウチの外装全体を守る」ということです。外装には、外壁はもちろん、屋根やベランダなど、おウチ全体の外の部分が含まれます。この、外装全体をメンテナンスし、長持ちさせる工事を行うのが私たちの本当の仕事です。
私たちパワープロ住建では、これを「外装リフォーム」と呼んでいます。つまり、外壁塗装は、外装リフォームの一部ということになります。なぜ、こんなお話をするかというと、外壁の劣化に気づいたとき、単に、外壁塗装、屋根塗装で終わらせてはいけないということを申し上げたかったからです。

外壁塗装には正しい工事と正しくない工事がある

ここで、皆さんにしっかりと覚えておいてほしいことがあります。
外壁塗装も含めた外装工事には、
   正しい工事と正しくない工事
.があるということです。
さらに言えば、正しくない工事が、結構普通に行われていたりします。ここで、皆さんにひとつ質問です。皆さんは、過去1年間で、何回ご自分のおウチの屋根をみましたか?
答えはゼロ回という方がほとんどでしょう。
では、もう一つ。これは難問です。
あなたのおウチの外壁には、何リットルの塗料が塗られているでしょうか。ほとんどの人はこの質問には答えられません。
でも、時々、こんな難問に答えられる人がいるのも事実です。
それは、
「正しい工事をする業者さんに外壁塗装工事をやってもらった人」
です。
正しい工事をする業者さんの見積書には、これだけの塗料が必要です。だから塗料代がこれだけかかります。ときちんと、明記されています。
そして、実際にそれだけの塗料が塗られたかどうかは、工事中に発生する空き缶の数でわかります。 だから、その見積書の数字で、どれだけの塗料が塗られたかがわかるのです。

正しい工事か、正しくない工事かは、見分けがつかない

外壁塗装の一番の盲点、それは正しい工事も、正しくない工事も、終わったすぐは、ピッカピカで、区別がつかないということです。
極端な例ですが、少ない塗料をうすーく伸ばして、塗っていたとしても、まずわかりません。
まして、屋根なんて十年間みたことない、というのが普通の人です。
正しい工事と、正しくない工事の差は、5年、十年と時が経つにつれて、その影響がでてきます。
中には、屋根の裏、外壁の中で、悪い症状が出た場合、ずっとそれに気づかないという場合だってあります。これから、具体的な例を交えて、正しい工事をしないとどうなるか、正しい工事をするためにどうすればいいかを見ていくことにしましょう。

屋根のリフォームに潜む落とし穴

最初は屋根についての怖いお話です。
次の写真はいずれも屋根のトラブルの代表的なものです。

カビの繁殖
ひび割れ
表面の塗装の剥離
谷板金の腐食
棟板金の錆や釘浮き
雨漏り(野地板の腐食)

このような劣化症状に対して、きちんとメンテナンスをしていくことが必要になってきます。
ずっと放置すれば、さらに悪化し、大きなトラブルにも発展しかねません。
一刻も早く、メンテナンスを考えなければなりませんが、どのようにメンテナンスするかが、とても重要なポイントになります。
そこが、正しい工事と正しくない工事の分かれ目なのです。

正しくない屋根の工事1-洗浄不足

当然のことながら、屋根でも外壁でも、メンテナンスするときは、汚れをきちんと落とし、そのうえで、塗装を行っていきます。ところが、この、メンテナンスに必要不可欠な、洗浄という作業がおざなりにされるケースがまま見られます。屋根に付着した汚れや苔などをきちんと落とさずに塗装をすると汚れや苔に塗料を塗っているようなもので、そのうち塗料が剥がれ落ちて、メンテナンスしてないのと同じ状態になってしまいます。

これでは、いくらきれいに塗装しても、何の意味もありません。しかも、皆さんは、きれいに屋根を塗装してもう安心と思われていますから、それからまた何年間も、気づかずに劣化が進んでしまうという恐ろしいことにもなりかねないのです。
一見、なにげない作業に思える洗浄にも、このようなリスクが潜んでいるのが、外装リフォームの難しい所でもあります。

これでは、いくらきれいに塗装しても、何の意味もありません。しかも、皆さんは、きれいに屋根を塗装してもう安心と思われていますから、それからまた何年間も、気づかずに劣化が進んでしまうという恐ろしいことにもなりかねないのです。
一見、なにげない作業に思える洗浄にも、このようなリスクが潜んでいるのが、外装リフォームの難しい所でもあります。

パワープロ住健の取り組み

パワープロ住健では、洗浄後に入念に目視点検し汚れや苔などがきれいに落ちているかどうかを入念に確認しています。

正しくない屋根の工事2-ひび割れの放置

塗装前にすでにひび割れが発生しているのに、このまま塗装だけして終わりとは考えにくいですが、実際には、メンテナンスとはとても呼べない塗装工事も実際に行われていたりします。
この写真は、実際にひび割れの補修を行わずにやねの塗装工事を行ったために、後から塗装にひび割れが現れた状態です。
ご自分の家の屋根が、ひび割れたまま、塗料だけ塗って、工事終わりましたと言われたらどう思いますか。誰しも「冗談じゃない!」と憤りを覚えられるでしょう? でも、あなたが気づかなかったら、そのまま何事もなく時が過ぎていってしまうのです。

パワープロ住健の取り組み

このような症状には、ひび割れをしっかり補修してから、その上に塗装を行って補修個所を保護します。

正しくない屋根の工事3-塗料の剥離を招く工事

これは塗装後の写真ですが、表面の塗膜が剥がれた状態になっています。このような症状は、これまでの汚れやひび割れといった直接目でわかる現象ではなく、もう少し専門的になります。
・今の屋根材に適した塗料を使っていない
・塗装をしてはいけない屋根に塗装をした
・塗料の塗布量が足りない
・洗浄不足
といったことが原因になります。
施工のポイントをしっかり押さえて、着実に工事を進めることができない業者に依頼すると素人の方には予測できないようなトラブルを招くよい例だと思います。

パワープロ住健の取り組み

私たちは、施工の前に、屋根の材質の確認、面積計算から必要になる塗布量の算出といった基本をしっかり守ることによって、このような事態を未然に防いでいます。

正しくない屋根の工事4-谷板金の劣化の放置

これは、谷板金とよばれる個所の写真です。谷板金は、屋根が、重なり合っている場合に、重なった部分が谷になり、そこに雨水が入り込むのを防いで、樋までうまく流してくれる金属の板です。
よく耳にする酸性雨は、金属を腐食させます。特に和風のおウチでは、銅の谷板金が使われている場合も多く、銅は酸性雨に弱いため、このように穴があいてしまうことも珍しくありません。
屋根塗装をする場合はもちろんですが、屋根塗装の必要がない和瓦や陶器瓦では、そもそも工事をしないので、谷板金の劣化がそのまま放置されてしまうことも十分に考えられます。

正しくない屋根の工事5-棟板金の腐食や錆、釘浮きの放置

これは、棟板金という部分です。簡単にいうと、屋根の頂点の部分を覆っている屋根の部材です。棟板金は、谷板金と同様に腐食や錆が発生している可能性があり、また、釘がしっかりと打たれていない釘浮きという状態になっている場合もあります。
釘浮きは、雨漏りをまねいたり台風(強風)で板金が飛ばされるなど、大きな被害に繋がり、また、雨が侵食することによって、屋根の下にある野地板の腐食が起きる原因にもなります。 谷板金同様、外壁塗装の際に、しっかりと補修しておかないと事態はどんどん悪化していくことになります。

パワープロ住健の取り組み

このような事態を招かないために、パワープロ住建の外壁診断では、屋根塗装をする場合はもちろん、屋根の塗装を行わない場合でも、谷板金や棟板金のある家屋では、ドローンを使用して、屋根の劣化チェックを行い、施主様のご同意の上で、交換や補修作業を行っています。

外壁塗装は屋根のメンテナンスの唯一のチャンス

このように、皆さんが普段ほとんど気にすることのない屋根には、思いもよらないトラブルが、たくさん潜んでいます。そして、外壁塗装は、十年、二十年に一度の、屋根のメンテナンスの唯一のチャンスだということがご理解いただけたと思います。

「お家の健康診断」は無料でご利用いただけます。
お電話、またはお問い合わせフォームでお気軽にご連絡ください。
お電話でのお問い合わせは TEL 0598-21-0001

外壁塗装に潜む落とし穴

塗装工事のメイン、外壁についてみていきます。
外壁の素材には窯業系サイディング、モルタル、ALC、トタン等さまざまな種類があります。
外壁は主に雨や紫外線などによって劣化していきます。外壁塗装には、見た目のきれいさだけでなく、外壁を劣化から守るという大切な役目があるのです。

外壁の劣化が進むと手遅れになる

おいて頂きたい重要なポイントは、塗装などのメンテナンスをせずに長期間放置し、劣化があるレベルを超えてしまうと、手遅れになってしまうことがあるということです。
劣化があるレベルに達すると塗装自体ができなくなってしまい、本来なら必要のない高額な工事を強いられる事態にもなりかねません。一口に劣化といっても、様々な種類があります。皆様のおウチにもこのような劣化がすでに起きているかもしれません。

正しくない外壁塗装工事1-洗浄不足

これは早期剥離の状態です。 屋根のところでも同じトラブルをご紹介しましたが、塗装前の高圧洗浄が確実にできていないために、汚れやコケが残ったままで塗装をしてしまうとこのような剥離が起きてしまいます。汚れや苔のために塗料の密着性が悪く、早い段階で剥離が起こります。

パワープロ住健の取り組み

屋根同様、高圧洗浄は汚れやコケが落ちるまでしっかりと洗浄することが必要で、わたくしたちは、その後の目視による確認を決して怠りません。

正しくない外壁塗装工事2-ひび割れの放置

これは、ひび割れがあるにもかかわらず、きちんと補修せずに塗装をしたことにより、ひび割れが残ったまま放置されている状態です。ひび割れの大きさにもよりますが、基本的には、補修を行ってから塗装で保護しなければなりません。
さきほど説明したように、外壁塗装は外壁を守るためのものなのに、劣化の原因になるひび割れを放置してしまっては何をしているかわかりません。

パワープロ住健の取り組み

屋根同様、私たちは、事前にしっかりと調査を行い補修を行っています。 また、状況によってはカバー工法などをご提案するなど、ただ塗料を塗るだけの工事ではない、外装を守るための施工を第一に考えています。

正しくない外壁塗装工事3-壁材を考慮していない塗装

これは光触媒系の素材の症状です。これも、屋根について学んで頂いた皆さんにはすぐにお分かりいただけると思いますが、このケースは、下地(今の壁材)に適した塗料を使っていなかったり、そもそも塗装をしてはいけない材料(壁材)に塗装をしてしまったことによるトラブルです。 前述の、洗浄不足も原因の一つになります。また、塗布量の不足も原因になりうるのは屋根の場合と同じです。

パワープロ住健の取り組み

このような事態を防ぐために、事前調査をしっかりと行い、屋根に使われている材質は何なのか、施工面積は何㎡なのか、必要な塗布量はどれだけかなどをしっかり把握し、施工を行うことが重要です。特に、光触媒やフッ素といわれている下地は、塗料との密着性が悪く、不具合の原因になりやすいので、専用の下塗り塗料を使う必要があります。そういった点にもしっかりと神経を行き届かせて工事を行っています。

正しくない外壁塗装工事4-コーキングのメンテナンスをしない

これはコーキングの正しいメンテナンスをせずに塗装を行ったトラブル例です。
コーキングは目地や窓回りに用いられていますが、塗装の前には、打ち換え工事という「既存のシーリングを撤去した後に新しくコーキングを行う」作業が必要ですが、この作業を手抜いてしまうとこのようなトラブルになってしまいます。 さらに、コーキング表面は、塗装にひび割れが起こりやすくなっていますので、コーキングの色も重要なポイントです。必ず確認するようにしましょう。

パワープロ住健の取り組み

塗装の前には打ち換え工事を行い、外壁の色と同じ色を用いることで、塗装のひび割れが起きてもコーキング面が汚くならないように配慮しています。

正しくない外壁塗装工事が招く腐食

これは、漏水による腐食の例です。
これまでにお話した外壁の劣化を招くような工事、不良工事によって、起きるのが、このような症状です。基本的には、水の侵入が原因になっており、その原因を解決しないまま塗装をしても、すぐに腐食が進んでいきます。おウチによっては、お風呂場の外壁やベランダ外壁に多くみられる傾向があります。こういう症状が出ている場合は、塗装をしても意味はないため、多くの場合、外壁の張り替え工事が必要になり、工事金額も高額になることを覚悟しなければなりません。
このような事態になる前に、正しい工事をする施工業者で外壁リフォームのご相談をされるのが、一番有効な予防策になります。

ベランダの防水に潜む落とし穴

最後に、ベランダの防水について、お話しておきましょう。実は、ベランダ防水工事は、塗装工事の際にないがしろにされやすいんです。ベランダ防水こそ、適切なメンテナンスをしないと、取り返しのつかない不具合が発生する重要な工事です。
にもかかわらず、なぜないがしろにされやすいのか。
「プロに任せるんだから、大丈夫だろう」と思われるかも知れませんが、そのような過信は禁物です。防水工事がないがしろにされる利用には、防水工事の施工工程がからんできます。防水工事には、下地処理と上塗り作業として防水塗料を塗るトップコートの2工程がありますが、トップコートだけの施工でも、劣化の小さいベランダなどでは、問題ない場合もあり、下地処理を省くことで、施工経費を安く抑えられるというメリットがあるため、下地処理なしで防水工事をしたことにしてしまうというようなことが普通に行われています。
ベランダの防水には、塗膜防水(FRP防水、ウレタン防水)やシート防水(塩ビシート、ゴムシート)などがありますが、特に塗膜防水では不具合が起こりやすい傾向があるということもこの機会に覚えておいてください。

正しくないベランダ防水工事1-必要な下地処理をしない工事

この写真は、他社でメンテナンスをして、2か月での様子です。膨れてしまっており、これでは防水としての機能を果たしていません。

このような症状があった際には、研磨などの下地処理をおこなわなければなりません。にもかかわらず、トップコートのみで終わらせてしまうと、早期の膨れやひび割れにつながります。さらにそれを直そうとすると余分な処理費用が掛かるのもちろん、雨漏りの危険性まで高まってしまうのです。

正しくないベランダ防水工事2-シート防水で起きる不具合

シート防水で起こる不具合の症状です。放置すれば、もちろん雨漏りの原因になります。シート防水は防水専門の職人しかできません。つまり塗装工事のみを行う業者では、対応できない可能性が高く、最悪の場合、見て見ぬふりをされてしまう危険性もあることを、しっかり覚えておいてください。

パワープロ住健の取り組み

これらの不具合の、メンテナンス方法としては、膨れや剥離が起こっている部分のみを取り除いて全体に上張りを行うか、全面を撤去しての張替を行うことになります。どの方法がいいかは、劣化診断士などの有資格者などが判断します。
パワープロ住建では、防水工事は、防水専門の職人が行い、適切なメンテナンスを行っていますので、ベランダの防水に不安を感じられたら、お気軽にご相談ください。

いかがでしたか。
普段何気なく見かける外壁塗装工事の風景ですが、いざご自分のおウチを工事する立場になると、落とし穴がいっぱいあることにお気づき頂けたのではないでしょうか。
もし、外壁塗装のことで、少しでもご不安やご不明点があるのなら、お気軽に私たちにご相談ください。

「お家の健康診断」は無料でご利用いただけます。
お電話、またはお問い合わせフォームでお気軽にご連絡ください。
お電話でのお問い合わせは TEL 0598-21-0001